海外

エムシャーパーク(下)[ドイツ]

自然再生と産業遺産活用を通じた地域創生 構造的な経済衰退に苦しんできたドイツのルール地方では、90年代IBAエムシャーパークが、地域再生のために実施された。自然再生と産業遺産の活用によって蘇りつつあるこの地域は、今、欧州におけるグリーンイン...
社会と経済の発展

エムシャーパーク(上)[ドイツ]

自然再生と産業遺産活用を通じた地域創生 150年にわたりドイツの一大重工業地帯として栄えたルール地方。近年は産業構造とエネルギー構造の転換によって、長期的な衰退に苦しんできた。エムシャーパークは、自然再生と産業遺産の活用によって衰退地域を再...
気候変動

雨庭(あめにわ)のすすめ[京都]

伝統的庭園技術と水と共に生きるランドスケープ 気候変動の影響でゲリラ豪雨が増える中、その対策として、降った雨を一時的に貯めて浸透させる、植栽空間としての「雨庭」が世界的に注目されている。枯山水などの伝統的日本庭園づくりの技術に学びながら、雨...
気候変動

水害との戦いから水との共生の道へ[オランダ]

オランダの目指す新たな挑戦 国土の約4分の1が海面下にあるオランダ。その歴史は、水との戦いであった。そのオランダも、近年は水を克服するというアプローチから、水とともに生きる道を模索している。オランダの新たな挑戦は、われわれに何を教えてくれる...
環境劣化と生物多様性喪失

防災と農業と環境保全の共生を目指して[蕪栗沼]

ふゆみずたんぼがつなぐ鳥と水田 蕪栗沼は、宮城県北部にある広さ約150haの湿地だ。周辺の水田とともにラムサール条約に登録され、渡り鳥の越冬地にもなっている。大雨の際には遊水地としての役割も果たす蕪栗沼では、防災と農業と環境保全の共生を実現...
自然災害

二つの復興物語 [気仙沼・石巻]

震災が再発見した人と自然と記憶 東日本大震災によって発生した津波によって、東北の沿岸地域は各地で大きな被害を受けた。同時に、震災は、それまで現代社会に覆い隠されてきた、場所ごとの人と自然の関わりの記憶を再発見する契機ともなった。今回は、気仙...
水の安全保障

日本型グリーンインフラを目指して[野川]

湧水と歴史がつなぐ水と人 国分寺崖線沿いに連なる湧水と文化遺産をつなぎ、国分寺から二子玉川まで流れる野川。野川は今、水の流れを基軸にし、歴史と自然、人と人を結びつけるグリーンインフラとして さらに進化しようとしている。 この事例記事を新しい...
自然災害

水辺環境と地域の再生[アザメの瀬他]

続・多自然川づくりを通じた地域創生 前号では、福岡市のベッドタウンである福津市の上西郷川について紹介した。本号では、上西郷川と同様に水辺環境の保全と再生を通じた地域創生の取り組みを進める北部九州の3つの事例について紹介したい。 この事例記事...
自然災害

水辺環境の再生[上西郷川]

多自然川づくりを通じた地域創生 水辺環境の保全と再生を通じた地域創生の取り組みが進みつつある。こうした取り組みが好循環を生み出しつつある福岡周辺の川辺の取り組みについて紹介したい。 この事例記事を新しいタブで開くダウンロード 『地域人』第4...
社会と経済の発展

神々や祭りともに生きる島[竹富島]

文化と自然と守り、住民のために生かす 赤瓦の屋根に白い砂が敷き詰められた道。一年を通して行われる数多くの祭礼。石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖に位置する竹富島は、サンゴ礁が隆起してできた周囲約9kmの小さな島だ。 竹富は島全体が西表石垣国...