JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)から、令和 3年度初めての共創の場形成支援プログラム・ 地域共創分野の公募がありました。多数の応募の中、熊本県立大学を代表機関とする「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」地域共創拠点が本格型の10年間のプロジェクトとして採択されました。
本プロジェクトは研究代表を大正大学地域構想研究所特命教授でもある島谷幸宏教授が務めるとともに、大正大学もこの地域共創拠点の参画機関の一つとして参加し、研究開発課題3「デジタル技術を活用した「緑の流域治水」のスマート化と地域DX」のテーマ代表(古田尚也教授)を担当するなど重要な貢献を行なっていく予定です。
JST共創の場形成支援プログラム流域治水を核とした復興を起点とする持続社会プロジェクト概要
令和2年7月豪雨を受けて、災害後においても、持続的な地域を構築するために、代表機関の熊本県立大学、幹事自治体・熊本県、幹事企業・肥後銀行の産学官の連携により、「流域治水」を中心的な解決策として、”復興”という課題に取り組んでいます。10年後の球磨川流域を見据えて、安全・安心な社会、流域治水の技術開発、豊かな環境や風景の恵み、産業創生、多様な世代の社会参画などの実践を通して、「地域共創流域治水」を実現します。

パンフレット 2023年版
熊本県立大学
熊本県
(株)肥後銀行
研究開発課題1 「緑の流域治水」技術の開発(島谷幸宏教授)
研究開発課題2 ボトムアップ型統合計画と環境再生(皆川朋子准教授)
研究開発課題3 デジタル技術を活用した「緑の流域治水」のスマート化と地域DX(古田尚也教授)
研究開発課題4 「緑の流域治水」と連動したサステイナブルな産業創成(宮中修部門長)
研究開発課題5 パートナーシップによる「緑の流域治水」の推進(堤裕昭教授)

パンフレット vol.1
NbS研究センター研究レポート

Vol.1:都市で実践するNbSとIoT技術の流域治水への活用
本研究レポートには、環境総合誌『BIOCITY』 99号特集「共創する流域治水:災害に強く自立した地域づくりへ」と100号特集「生命福祉コミュニティ宣言!:深化するエコロジーの最前線」に掲載された以下の2編の原稿が再録されています。
・「NbSとしての都市農業の可能性:豊島区巢鴨の事例から」
・「IoT技術による小集落の河川観測システム:地域をカバーする『くまかめ』『くまネット』」

土壌の健全性と流域機能の理解
教師用手引書
目次
p.vii この手引書の物語
p.ix なぜ土壌の健全性と流域機能を研究するのか?
p.xi 課題解決型学習のためにこれらの教材を用いる
p.xii この教材の指導に関するいくつかのアイデア
p.xvi 公共地図データベースへのデータのアップロード
p.xviii 土壌の健全性の原則
p.3 調査:人々はどんな水循環の変化に気付いているでしょう?
p.9 調査:小麦粉vs.パン 団粒構造が水の流れに与える影響
p.21 調査:水の浸透率の変化のモニタリング
p.49 調査:自然はどのように食用植物を育てているのか?土壌の健全性の原則と土地管理
p.61 調査:生物は侵食を防げるか?観察用フープと土壌スレーキング試験
p.81 調査:雨の中の散歩:土壌と水の相互作用の観察
p.99 調査:囲い線の写真:景観の機能を見て理解する
p.111 調査:“土壌を破壊する国家は…..” 大統領からの書簡
レイズドベッドのマニュアル作成
本プロジェクトの一環として、レイズドベッドのマニュアルと動画を作成しました。
レイズドベッド(raised bed)とは直訳すると「持ち上げた花壇」です。直訳では土の高さが地面より高くなった状態を指します。園芸用語では、地面にレンガや木、ブロックで枠を作り、そこに土を入れて植物を育てるものを言います。
レイズドベッドは、栽培に適した土がない都心でも野菜作りができるなどのメリットに加え、降雨を一時的に留めることができるため「雨庭」としての効果もあります。
本プロジェクトでは、イラストでのマニュアルとYouTubeの動画で作成しました。
また、大正大学で毎月発行しているニュースレター「座・ガモールファーム通信」vol.3にて紹介されています。
レイズドベッドのマニュアル
2023年2月 第1版
目次
p.2 レイズドベッドとは
p.3 これでできるもの
p.4 つくりかた
p.4 動画解説バージョン
p.5 用意するもの
p.6 大きなレイズドベッドのつくりかた
p.11 小さなレイズドベッドのつくりかた
ソーラー式フィールドカメラのマニュアル作成
本プロジェクトの一環として、ソーラー式フィールドカメラのマニュアルと動画を作成しました。
ソーラー式フィールドカメラとは、ソーラーパネルから取り出した電力を動力源にしてカメラを動かすものです。カメラをインターネットに接続することで、携帯やPCなどからフィールド(圃場など)の様子を見ることができます。ソーラーパネルからから電気を供給するので、コンセントがなくてもWi-Fiの電波が届いていればどこでも設置することができます。
また、このマニュアルでは、簡単に調達でき、加工も簡単な部品を主に取り扱いましたので、誰でも簡単に作ることができます。
自作が簡単にできることから、ソーラー発電や電気の仕組み、IoTについて学ぶことができるため、教育教材としても有用に使うことができます。
ソーラー式フィールドカメラのマニュアル
2023年5月 第1版
目次
p.2 ソーラー式フィールドカメラとは
p.3 これでできるもの
p.4 動画解説バージョン
p.5 用意するもの、材料
p.8 全体の設計図
p.9 つくりかた
ソーラー式フィールドカメラのマニュアル(Wi-Fi環境のない場合)
本プロジェクトの一環としてソーラー式フィールドカメラのマニュアル(Wi-Fi環境のない場合)を作成しました。
これは、Wi-Fi環境のない場合でソーラー式フィールドカメラを作成・設置する方法について解説しています。
また、このマニュアルでは、ソーラーパネルや蓄電池等の詳細な解説と、システム全体の構成の考え方を、巻末に記載しています。これらを考慮することで、ソーラー発電等の知識が身に付くほか、場所や予算に応じてカスタマイズすることができます。

ソーラー式フィールドカメラのマニュアル(Wi-Fi環境のない場合)
2023年10月 第1版
目次
p.2 ソーラー式フィールドカメラとは
p.3 これでできるもの
p.4 動画解説バージョン
p.5 用意するもの、材料
p.7 全体の設計図
p.8 つくりかた
p.13 仕組みとシステムの組み方
雨水タンクのマニュアル作成
本プロジェクトの一環として、雨水(あまみず)タンクのマニュアルと動画を作成しました。
雨水タンクとは、雨どいや木につたう水等を利用して降雨を溜めておくタンクのことです。溜めた水を使用することにより、水撒きや道具の洗浄など降雨を有効活用することができ、上水道の節約にも繋がります。
また、都市型洪水(注)の軽減にも貢献します。家庭用雨水タンクでも、多くの家庭で行うことで効果を発揮します。
(注)都市型洪水とは、河川の氾濫により起こる洪水ではなく、下水道やマンホールが溢れる等により起こる洪水のことです。前者を市街地の外で起こる氾濫という意味から、「外水氾濫」、後者を「内水氾濫」と呼ぶこともあります。




